社会に出て初めて会社を早退した
発作的に逃げてきてしまった
早退のすごいところは帰りが近づくにつれて「なぜか調子が良くなる」ところだと思う
今日はあまりにも春で 道すがら春の風を堪能した
田中ヤコブの歌を聴きながら要所要所の歌詞の鋭さに刺される 安心する
ぷすぷす感情の刃で突っついてくる感覚
痛くないので不思議
ただ生きているだけじゃいけないの?
今日頑張りたかったことは 退勤と 退勤後にクリーニング屋に行くこと
こないだ買ったコートを買った翌日に早速汚してしまったのだからかなり落ち込んでいる
仕事中もコートのことを考えると憂鬱だった
憂鬱に苛まれていたわけだが
わたしの仕事中の唯一の救いは
植物の手入れをする役割を持っていること
大きい葉っぱを拭いてほこりをとったり
水やり 剪定 葉落ちした多肉の苗をこっそり育てること
職場の中で植物が1番元気をくれるけど 空気の悪いなかで元気に育とうとしてるのも気の毒だ
3人ぐらいいる休憩室に苗(葉)を濡れたティッシュにくるみ持って行ったら、本当にいい子だねと言った人がいた
いい子なわけないじゃないか
帰り道に寄ったクリーニング屋は すごく良いおばさんが対応してくれた
これ直すのは高くつくから ユザワヤで好きな布買って縫っちゃったら?と
唯一無二のコートになるんじゃない?と言われて ポジティブで元気が出る
わたしの気持ちを治すのも高くつくもんだから 別の方法で紛らわせば?と言われてるような気がした
結局染み抜きや仕立て直しはしないことにした
その後まいばすけっとで大きいひじきのおにぎりを買って帰宅した
家の近くの塀にわたしの洗濯物がかけてあった
落ちちゃったんだ
誰かが拾ってくれたんだ
それにしても今日みたいに春って感じの日は どうも調子が狂う
かえってあたしンち見てお菓子食べて
もう具合は よくなった